ハシケン32歳の私見

神戸市会議員 橋本 健のブログ
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民主党代表選挙の問題点

こんばんは。
さて、明日は民主党さんの代表選挙の投開票日。

基本的に他党のことですので口出しできる身分には
ないのですが、いま民主党さんは政権与党です。
つまり総理大臣を選ぶ選挙であるわけですから
気にならないわけがありません。
党員の方の投票も事実上終わっているでしょうから
この件について言及してみます。

菅さんがいいですか?
小沢さんがいいですか?

国民の感覚からはるか遠いステージで
行われる代表選挙=総理大臣選挙に
違和感を覚えるのは私だけでしょうか。

政策についての評価もしたいところですが、
今日は少し視点を変えて代表選挙が
はらんでいる問題について言及したいと思います。

以下ハシケンの私見。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

明日は民主党の代表選が行われる。
菅氏か小沢氏か。

自民党時代は小泉政権以後、安倍・福田・麻生と
毎年総理が交代するという国民の信頼を損ねるような
政権運営を行ってきた過去がある。

民主党もその事態を強烈に批判してきた。
その民主党がやらんとしていることは
1年で鳩山氏から菅氏へ、そしてわずか1年1カ月で
3人目の総理を誕生させるか否かの選択をせまっている。
おかしな話だ。
政治とカネの疑惑についての説明も不十分なままの小沢氏を
それを理由に幹事長職を解任させた鳩山氏自身が応援するという。
だれかやさしく丁寧に私に事情を教えてほしいものだ。

さて、そんな他党批判はさておき。

今回の民主党代表選挙が重大な憲法違反であることを
ご存知だろうか。

知っている人は知っているだろう。
いわゆる外国人参政権の問題である。

まず整理しておきたいが、
外国人参政権といっても2つある。
「地方行政に対する参政権」
「国政に対する参政権」の2つだ。

民主党は民主党INDEX2009で
定住外国人に前者の地方参政権を
与えることを早期に実現すると明記している。
(総選挙でマニフェストに記載しないあたりが
 姑息であり、民主党らしいといえばらしい。)

私は外国人に地方参政権を与えること自体を
憲法違反だと解釈しており、断固として認めない。
ただ、最高裁判決の判決文中に法律さえつくれば
許容される可能性があるかのような記述がされるなど、
その賛否は議論されるところである。
(この問題については日を改めて。)

しかし。

後者の「国政に対する参政権」を
外国人に付与することは議論の余地すらなく、
憲法が許していないことは常識である。
日本国憲法の前文と第1条には国民主権が
第10条には国民の定義が(国籍法に委任)、
第15条には公務員を選定する権利を国民に限定
していることから100%の確率で
外国人に国政参政権を与えることは許されない。

だれがどう解釈しようが許されない。
このことをまず理解していただきたい。

そこで今回の民主党の代表選挙である。
日本は議院内閣制をとっており総理大臣を直接
選ぶ権利は我々国民に与えられていない。
総理大臣を選ぶ権利は国会議員にのみ
与えられているのだ。

政党の代表選挙はその政党の
党員に選挙権が与えられることが多く、
今回の代表選挙も民主党の党員・サポーターは
投票することができる。

政権与党の代表を選ぶということは、
すなわち総理大臣を選ぶということである。
つまり民主党の党員・サポーターになれば
総理大臣を選ぶという究極の国政参政権を
得ることなのだ。
だから、政権与党はそれを売りに
「あなたも総理大臣を選びませんか?」といった
キャッチフレーズで党員を獲得することが
常套手段である。(自民党もそうだった。)

問題は、その党員になる資格である。
自民党はその資格を日本国民に限定しているが、
民主党は在日外国人にも与えている。

もうおわかりいただけただろうか?

今回の民主党代表選挙は外国人も投票できる。
今回の総理大臣選挙は外国人も投票できる。

完全に憲法の趣旨を逸脱している。
法律というのは解釈が大切で、
少数説・通説などといった学説や判例といった
さまざまな解釈の仕方がある。
しかしそのいずれも条文の文言はもちろんのこと、
法制定の趣旨を理解し逸脱しないことがもっとも大切なことである。
憲法の条文に政党の代表選挙について
規定するものはないが、その趣旨からして
総理大臣を選ぶことと同一の代表選挙に
外国人を参加させることが許されないことは
明白だろう。
民主党の国会議員はどのような認識なのだろうか。
立法府の人間がこんな基本的なことも
理解できていないかと思うと、正直ゾッとする。

民主党は党員・サポーターの中に外国人が何人いるかを
問われても回答しようとはしない。
民主党の党員・サポーターは約34万3000人。
昨年から約8万人増えている。とてつもない増員だ。
外国人に地方参政権を与えるという政党だから、
その党員・サポーターに外国人が多くても不思議はない。

小沢氏はある時は中国に国会議員を143人連れて行き、
またある時は李明博大統領の兄に地方参政権付与に
努めるという話をした実績がある。
連日の報道では一般党員の多くは菅氏を支持している。
あり得ないとは思うし、そうならないと願うところだが、
党員・サポーター票が予想以上に小沢氏に集中する結果がでたら。

いろんな想像をしてしまうのは私だけだろうか。

最後にもう一度。
今回の代表選挙の選挙権を外国人の方に
与えたことは絶対に許してはならない。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私は外国人の方が嫌いなわけではありません。
友人の中にもたくさん外国の方がいます。
大好きな外国人の方もたくさんいますし、
お世話になっている外国人の方もたくさんいます。
そのなかには参政権が欲しいという方もいます。

ただ、国家において主権は国民固有の権利であり
選挙権についての是非は日本人が決めることです。

またどんな意見があろうとも
外国人の国政参政権だけは認められません。
それはハシケンの私見ではなく、
憲法が定めたことなのです。


今日、高校時代の友人と昼食を食べました。
神戸についても語ったし、
教育についても語りました。
熱い時間をありがとう!またいっぱい話ししよな〜!!

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